新潮2007年12月6日号から2つの記事 佐藤優 金光翔 松岡裕人 [ カテゴリ未分類 ] ● 佐藤優批判論文の筆者は「岩波書店」社員だった あるミニコミ誌に掲載された「<佐藤優現象>批判」なる論文が波紋を呼んでいる。何しろ筆者は、当の佐藤優氏(起訴休職外務事務官)が月刊誌『世界』でかつて連載を持ち、著書も出版している岩波書店の社員だったのだから。 佐藤氏が鈴木宗男スキャンダルの一審判決を機に執筆活動を始めたのは2年前のこと。瞬く間に論壇の寵児となり、今では左右の枠を超え、雑誌だけで月30本もの原稿を抱える超売れっ子作家である。 問題の論文は、11月10日発行の隔月誌『IMPACTION』に掲載された。1979年に創刊された同誌は、かつては塩見孝也・元赤軍派議長などが登場し、現在でも護憲や死刑廃止を訴える筋金入りの“左派”雑誌だ。 著者は金光翔(キムガンサン)氏。3