複数キャリアのネットワーク共有によるLTEサービスの提供に向けたロシアの動きについて、価格面でハードルが生じている。 ヨタ(Yota)ブランドで現在、WiMAXを提供しているスカーテル(Scartel)は、2010年7月に同社のWiMAX向け周波数をLTEに転用することで規制当局の合意を取り付けた。これまでLTEにフィットする周波数を持っていたのはロステレコム(Rostelecom)1社のみであったが、2011年3月には他の3キャリア(MTS、ビンペルコム(Vympelcom)、メガフォン(Megafon))と共に、ヨタによるLTE網構築運営事業に集結した。各社はヨタから周波数とLTE設備を借り受ける。2014年には、ヨタ(つまりスカーテル)の74.9%を持つテルコネット・キャピタル・ファンド(Telconet Capital Fund)はスカーテル株を全株売却し、残り25.1%を持つロシ