米Appleがルネサス エレクトロニクスおよびルネサス エスピードライバ(RSP)を買収するのではないか、と一部で報じられた件について、ルネサス エレクトロニクス代表取締役会長の作田久男氏は9日、都内で開催された2014年3月期 決算発表会の場で改めて否定した。 ルネサス エレクトロニクスは半導体を扱う企業。スマートフォン向け表示ドライバICの売り上げが急拡大しており、同事業における2014年3月期決算は増収となった。決算発表会後に行われた囲み取材で、記者から「米Appleへの事業売却の報道が一部でされていた。ノンコア事業の売却について、進捗はあるのか」と問われると、作田氏は「具体的に申し上げることは何もない。事業の売却というのは、どこの会社でも、常に考えていること」とこれまで通りの見解を繰り返した。 記者から「ノンコア事業が売却の対象になることは変わらないのか。検討していると捉えていいの