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2019年5月19日のブックマーク (2件)

  • 飯塚幸三可哀想

    幸三君は、足が悪くて歩くのが億劫、車を運転していた。彼はもう歳だったが、免許を返納していなかった。それは良いことではなかったかもしれない、でも皆仕方なしにしていることだった。 運が悪かった。事故だったのだ。ブレーキとアクセルの踏み間違え。車を運転する人なら誰にでもあるリスク。 87歳まで彼は懸命に生きてきた。勉学に励み、東京工業大学に進学。身を粉にして働いて家族を養ってきた。努力が認められ勲章を授かった。きっと彼自身も、彼の周りの人も受勲を誇りに思ったことだろう。しかし、彼の輝かしい経歴は、たったひとつのペダルの踏み間違えで大きく変わってしまった。 阿鼻叫喚の交差点の真ん中で、フロントにドン、ドン、とぶつかる小さな女の子や母親に頭を真っ白にして、心配するに対して「…どうしたんだろう」と呟いた。わざとではなかった。しかし自分の運転する車は人を殺していたのだった。 気が動転したのかもしれない

    飯塚幸三可哀想
    syouhi
    syouhi 2019/05/19
  • 「箕輪本」という不毛の荒野

    今をときめく幻冬舎の編集者、箕輪厚介氏による自社の社長アゲの一冊である。 元々、箕輪氏は双葉社で勤務していたが、その頃に見城氏にアプローチをかけ、『たった一人の熱狂』という書籍を編集した。 その際に見城氏に見初められて幻冬舎に転職し、その後、数々のヒット作をつくる。 つまり、元々この見城徹という男は箕輪氏にとって恩人のような存在であり、書はいわばその「黄金タッグ」とでも言うべき二人による共同制作なのだが、悲しいかな、文章は読みにくく、何とも昭和臭の漂う精神論やモーレツ主義が垣間見られる何とも言えない言葉が羅列され、かつ見城氏の既刊とも内容の被りが多く新味に乏しい。 つまり、純粋な編集能力や書籍の質という観点から言えば、高く評価することが難しい一冊であり、手に取った多くの方が後悔することになるであろうと予想される。 それでは、なぜこれだけ話題になり、勢いよくベストセラーへの道を突き進もう

    syouhi
    syouhi 2019/05/19
    ストライサンド効果だ