ラモトリギン(ラミクタール®)、トピラマート(トピナ®)、プレガバリン(リリカ®)は、精神科領域でも使われる新規抗てんかん薬(この”精神科領域”に、てんかんは含めていません)。 この3つは何らかの形でグルタミン酸系に働いてくれまして、症状の荒波を穏やかにしてくれます。それは躁うつであっても統合失調症であっても神経症であっても。この中で気分安定薬と呼べるだけの作用を持つのはラミクタールだけでしょうが、トピナもリリカも他の面を支えてくれることで良い働きをしてくれます。 具体的には、以下の効果を持つような印象。 ラミクタール:認知機能の上昇、過敏性の緩和、抗うつ作用、強迫の緩和、器質性幻覚の緩和、気分の賦活 トピナ:依存脱却、過食の抑制、衝動性の緩和、認知機能は落としてしまう傾向 リリカ:抗不安、プチ抗うつ、強迫の緩和、疼痛の緩和、慢性疲労の緩和、認知機能は落としてしまう傾向 ラミクタールは双極