東京大学が、今年度からの6年間で、女性の教授や准教授約300人を新たに採用する方針を固めたことがわかった。教員の女性比率を引き上げるのが目的だが、女性教員の大量採用計画は異例で、他大学の採用にも影響を及ぼしそうだ。 【写真】東大「メタバース工学部」は、女子中高生向けの講義も検討中 関係者によると、女性の教授141人、准教授165人を採用するという。東大には現在、講師や助教らを含め約5000人の教員がいる。女性比率は16%と低く、講師や助教の女性採用も増やし、2027年度までに25%に引き上げる計画だ。東大本部は、人事権を持つ各学部に採用計画の策定を求めている。