「たくさんの感激のお便り」と題し、「シミが薄く」と効果・効能を強調する体験談を紹介―。化粧品の広告でのこうした表示は国の基準で禁じられているが、日本広告審査機構(JARO)などがインターネット広告やウェブサイトを調べた結果、85%が基準に抵触していたことが24日、分かった。 これらの広告が直ちに違法というわけではないが、JAROは「スマートフォンの普及でネット通販の利用者は増えており、広告の適正化は急務」と指摘。化粧品の広告主を対象としたセミナーを東京などで開くなど、適正表示を呼び掛ける。 調査は7~8月、JAROが日本化粧品工業連合会と共同で実施した。