クサイル(Qusayr)北方ダバー(Dabaa)へと向かう政府軍の戦車(2013年6月2日撮影)。(c)AFP 【6月3日 AFP】内戦状態にあるシリア・クサイル(Qusayr)の状況をめぐる国連安全保障理事会(United Nations Security Council)の決議草案にロシアが拒否権を行使した。複数の外交官らによって2日、明らかになった。 英国が1日に提案した決議草案には、クサイルの町に取り残された市民に対する「深刻な懸念」があるとの一文が書かれていた。反体制派の拠点であるクサイルでは、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ(Hezbollah)の支援を受ける政府軍が約2週間前から攻勢を強めている。草案ではまた、国連機関を含む中立的な人道支援グループによる支援活動の即時開始と円滑な活動が必要としてシリア政府に協力を求めた。 しかしある国連関係者によると、ロシア政府は、反