浜口和久さんが、パラオは日本を慕っていると主張している。だが、それはお世辞を真に受けたものではないのか。 浜口さんは「パラオに生きる日本の心(勇気)」※で、パラオには親日感情がある、最も親しい国は日本であると述べている。[パラオは]実に約400年間に渡り、外国の統治下に置かれていたのである。ところが、その400年間のうち、日本統治時代が一番良かったと、現地の人たちは回顧している。[パラオが親日であることは]日本が実施した日本流の教育成果と、在留邦人が現地の人たちとよい関係を構築したからだとも言われている[パラオの親日は]ぺリリュー島を守るために、群がり来るアメリカ軍を相手に玉砕するまで戦った日本軍の勇猛果敢な戦闘ぶりへの敬愛の念からだと言われている。 これらは日本人向けのリップサービスを真に受けたものだ。パラオ人は、日本人が来れば日本人を褒める。アメリカ人が来ればアメリカ人を褒める。無論、