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ブックマーク / president.jp (2)

  • 努力至上主義がチャレンジを阻む (5ページ目)

    シンデレラストーリーに騙されない ――堀江さんは、「挑戦」「努力」「成功」のサイクルで人は前に進んでいく、と書いていました。リスクを選んで踏み出し、そこで努力することで小さい成功を得る、そうしたらまた次の挑戦をする。選んだ場所で小さい成功を得られなかったら、やっぱり場所を変えたほうがいいんでしょうね。 【為末】僕は「試す」「学ぶ」「変える」のプロセスを何回も回すことが決断の精度を高めることにつながると思っています。レンジャーの人に聞いたのですが、山を登り始めた最初のうちは、ある道を進んでいるうちに、「この道はダメだな」というのが途中でわかって、そこから引き返しての連続だけれども、熟練していくと初めての道でもなんとなく「こっちの方向には進めなさそうだ」と予測がつくようになるらしいんです。間違った道を選んだ場合も、何キロも行かずに引き返す判断ができるようになる。こういう感覚がないと、延々と間違

    努力至上主義がチャレンジを阻む (5ページ目)
  • 『諦める力』為末 大著

    アスリートの書いたはあまり読まない。たぐいまれなる才能に恵まれた人の成功譚や人生訓を聞かされてもなあ……と思うからだ。自分の運動音痴からくるやっかみも関係しているのだろう。 そんな私が書を手に取ったのはタイトルに惹かれたからだが、内容は非常に腑に落ちるものだった。「諦める」の語源は「明らめる」であり、著者はここに、「自分の才能や能力、置かれた状況などを明らかにして理解し、今この瞬間にある自分の姿を悟る」という意味を込める。 陸上男子400メートルハードルの第一人者として長く活躍し、世界選手権のメダル保持者である著者も、最初は多くの若者と同じように100メートルから競技生活を始めた。しかし18歳で決断をし、400メートルハードルに転向する。理由はただ1つ、「勝ちたかったから」。陸上界で最も「勝ちにくい」100メートルを諦め、勝てる見込みのあるマイナー種目にフィールドを移したのだ。 自分の

    『諦める力』為末 大著
    syuraw
    syuraw 2013/10/02
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