ブックマーク / pto6.hatenablog.com (3)

  • 職業としての小説家 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    村上春樹の『職業としての小説家』を再読した。 おそらくこれで4回目くらいの読了だろう。なぜだか折に触れては読み返したくなるだ。平易な文章で書かれており、村上の人柄が随所に滲み出ている。 小説家として歩んだ35年間のキャリアを振り返りながら、小説を書く上で大切にしていることや、そのスタイルを率直に語ってくれている。彼のファンにしたら堪らない内容だ。また小説を書くことに興味を持っている人たちにとっても、刺激を受けるものではないかと思う。 中でも私は、村上のデビュー作である『風の歌を聴け』を完成させるまでのエピソードが好きだ。自営業でバーを営む傍ら、村上は仕事終わりに夜な夜な小説を書いた。最初に書き上がったものは面白くなかったそうだ。 そのとき軽い失望感を抱いたのだが、村上は諦めず、別のアプローチを試みることにした。試行錯誤の末、彼は音楽的な響きを持つ「新しい文体」を獲得する。そしてその文体を

    職業としての小説家 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
    syutaitekizinsei
    syutaitekizinsei 2019/11/20
    私も何度か読んでいます。私にとって、いくつかある心のバイブルの、大切な一冊です。デビュー作「風の歌を聴け」は、一年ほど前に、初めて購読しました。
  • 何様 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    朝井リョウの『何様』を読了した。 著者の作品を読むのは、直木賞受賞作の『何者』以来、これで2冊目である。著はそのアナザーストーリーが収録されていると聞き、手に取り読んでみた。 ちょうどこの前まで、重ための純文学作品を読んでいたので、箸休め的にライトなが読みたい気分だったのだ。結果として、私が期待していた通り、さらりとした読み心地が味わえた。 読み始めこそ、著者の特徴のひとつでもある“若者たちのリアルな会話”描写に辟易とした気持ちになったが、それにも慣れてくると、あとは軽快なテンポで読み進めることができた。 ほんと朝井リョウは器用な作家だよなぁ、それが読了後に私が抱いた感想だ。自分が世間から何を求められており、自分には何が書けるのか、そのことをしっかりと自覚し、受け入れた上で書いている。 以前、彼は何かのインタビューで「自分はエンタメ作家として求められているので」というようなことを言って

    何様 - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
    syutaitekizinsei
    syutaitekizinsei 2019/07/16
    私は「桐嶋・・」しか読んでいないので、「何者」も「何様」も、とても読んでみたくなりました。
  • 寝たふり - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう

    娘の寝たふりのクオリティが高い。 人を欺くための寝たふりではなく、「って、寝たふりかいっ!」とツッコませることを目的としたそれだ。 昨日も、夕をこれ以上べるのが嫌になった娘は、案の定寝たふりをした。「くぉ~くぉ~」と、(誰の真似か)とてもリアルなイビキを鳴らす。 私がノリに付き合って「あ~寝ちゃった」と漏らすと、すかさず娘は目を開け「おきたよ!」と得意げに言うのであった。そのやりとりが楽しいのか何度も繰り返す。 お風呂に入るときもそうだ。まだリビングで遊びたかった娘は、私が誘いに来るとその場で寝転び、わざとらしい寝たふりを始めた。まぁ、抱っこで連れて行けるので逆に楽だったわけだけど。 そんなふうに、娘の中で今寝たふりがブームになっている。たぶん彼女の中では鉄板ネタのつもりなのだろう。私たちが毎回付き合ってあげているので、少しずつ上達していっているような気もする。 九州人のふたりから生ま

    寝たふり - いつかこの日々を思い出してきっと泣いてしまう
    syutaitekizinsei
    syutaitekizinsei 2019/01/11
    こんにちは!娘さん、お茶目さんで可愛いですね✨
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