http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20070113 最初に書いておきますが、僕は村上春樹ファンなので、あまり「公正な視点」ではないかもしれません。 僕がはじめて村上春樹さんを読んだのは、『ノルウェイの森』だったのですが、当時「純愛小説」としてもてはやされていたこの作品を高校生の僕が読んだ印象としては、「こんなにエロい小説が、大ベストセラーになるのか?」ということでした。ワタナベは常に「寝る」ことによって問題を解決しようとしているしね。そういえば、『国境の南、太陽の西』もそうだな。村上春樹が一般的に「文学」として認知されるようになってしまったのは最近のノーベル賞騒動の影響が大きくて、それまでは、村上春樹好きというのは、「ちょっと変わった、世間に馴染めない不思議ちゃん」みたいな人が多数派だったのに。「これはポルノじゃないのか?」という見解について、僕自身は「た