東京都交通局は2日、江戸川自動車営業所に所属する都営バスの男性運転手(50)が運転免許証の失効に気付かず、1月8~30日のうち17日間、無免許で運転していたと発表した。都営バスで無免許運転の発覚は初めてという。 交通局によると、乗務前の点呼の際、担当者が運転手に免許証を提示させて、所持や有効期限を確認する決まりになっている。だが、この間に点呼を担当した8人が失効を見落とし、2日朝の点呼で別の担当者が気付いたという。 運転手は運転歴23年4カ月で、優良運転者に交付されるゴールド免許を所持していたが、「免許証の有効期限を1年後と勘違いしていた。免許更新の通知は他の郵便物とまとめていて気付かなかった」と話しているという。交通局は、乗務前の点呼で、全運転手の免許証の有効期限を読み上げて再発を防ぐという。また、警視庁葛西署に連絡して「厳正に対処する」としている。
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