first build ソフトウェア開発プロジェクトにおいて初めてリリースされる最初のビルド、ビルド番号が1の記念すべきビルドです。このビルドでは主に製品のfeasibility(実現可能性)の調査と検証をゴールとして設定することが多くなります。見てくれが悪かろうが、多少不安定だろうが、あまり気にしません。重要なのは、曲がりなりにもきちんとビルドされていて、取りあえず動作することです。もちろん、first buildの位置付けが必ずそうなるというわけではありません。場合によっては、ユーザビリティに注目して最初のビルドを開発し、これを早い時期に顧客にリリースすることもあります。この手法をプロトタイピングということがあります。 プロトタイピングを目的としたビルドではハリボテを作成することが多いため、これがたとえ最初のビルドであったとしても、先に説明した位置付けとはまったく異なるゴールを設定して