天王寺動物園(大阪市天王寺区)のホッキョクグマ、ゴーゴ(雄、6歳)が、新妻のバフィン(19歳)を迎えて1カ月あまり。繁殖期は6月ごろまでで、希少種の2世誕生への期待が高まる。ただ、ゴーゴは年の離れたバフィンを母親のようにとらえてつきまとっており、今月にはバフィンに突き飛ばされたゴーゴがけがをするハプニングも。同園では、姉さん女房のトラのカップルが子宝に恵まれない例もあり、関係者は「何とか良縁に」と願っている。 同園によると、ゴーゴは人間の年齢で17歳ぐらい、バフィンは40歳ぐらいの年の差カップル。4月4日から“同居”を始めた。 ロシアの動物園で生まれたゴーゴは、平成18年に天王寺動物園へ。以来約5年間、ずっと1頭だけの日々を過ごしてきた。バフィンが来てからは、これまでの孤独感を発散させるかのようにバフィンに甘え、抱きついたり、一緒に泳いだりしてつきまとっている。