2006年1月29日のブックマーク (3件)

  • 太宰治 如是我聞

    一 他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ。敵の神をこそ撃つべきだ。でも、撃つには先ず、敵の神を発見しなければならぬ。ひとは、自分の真の神をよく隠す。 これは、仏人ヴァレリイの呟(つぶや)きらしいが、自分は、この十年間、腹が立っても、抑えに抑えていたことを、これから毎月、この雑誌(新潮)に、どんなに人からそのために、不愉快がられても、書いて行かなければならぬ、そのような、自分の意思によらぬ「時期」がいよいよ来たようなので、様々の縁故にもお許しをねがい、或いは義絶も思い設け、こんなことは大袈裟(おおげさ)とか、或いは気障(きざ)とか言われ、あの者たちに、顰蹙(ひんしゅく)せられるのは承知の上で、つまり、自分の抗議を書いてみるつもりなのである。 私は、最初にヴァレリイの呟きを持ち出したが、それは、毒を以って毒を制するという気持もない訳ではないのだ。私のこれから撃つべき相

    t-kawase
    t-kawase 2006/01/29
    今の世の中、便利になったよなあ。久々に読んでもしびれる太宰の罵倒芸。中3頃の僕のバイブルだったな・・・。
  • macska dot org >> Blog Archive >> 「完璧な愛」が隠蔽する国際養子制度の帝国主義的歴史

    ここのところ林道義氏とのくだらないやり取りが続いてしまって、以前からの読者が離れてしまったのではないかと心配になってきたのだけれど、今回以前別ブログで少し触れたところリクエストがあった「国際養子縁組問題」について取り上げる。とはいえ、日は国内の子どもを海外に送り出すことも海外の子どもを養子として引き受けることもほとんどしていないのであまりピンと来ないかも知れないので、ハリウッド女優アンジェリーナ・ジョリーの話からはじめてみたい。以下は、少し古いのだけれど映画情報サイトの「FLIX ムービーサイト」に掲載されたジョリーの半生についての記事から引用。 【知性 国連大使としての、知性あふれる横顔】 『トゥームレイダー』の撮影で、海外ロケに行ったアンジーは、さまざまな海外の情勢に目を向けるようになります。特に彼女が興味を持ったのは、撮影でも行ったカンボジアの地。 2001年に、彼女は国連難民事務

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    t-kawase
    t-kawase 2006/01/29
    美談では済まない「養子」。個人的な親切心と、世界中で「養子」を発生させているシステムの衝突。
  • Apes! Not Monkeys! - 「非モテ」のミソジニーについて

    ※「非モテ」叩きじゃない なんか「非モテ叩き」だとか言われて(http://d.hatena.ne.jp/VanDykeParks2/20060123/1138029223#c の sin氏のコメント 2006/01/27 00:12)いて、そう思われてこちらに実害があるわけでは(今のところ)ないけれどとりあえず不意ではあるので念のため言っておく。当該エントリにせよこのブログの過去のエントリにせよ、「非モテ」を「非モテ」であるということによって、あるいは「モテない」原因となる属性を有している(とされる)ことによって非難してもいないし嘲笑してもいない。私が言いたいのはなによりも「あのあけすけなミソジニーは見苦しい」ということであり、第二に「矛先の向けどころが間違ってる」ということであり、あのような振る舞いをするにあたって「非モテ」として自己規定しその自己規定をおのれの言説の根拠にしているの

    t-kawase
    t-kawase 2006/01/29
    いわゆる非モテのダブルスタンダードについて。読ませる。