2015年8月28日のブックマーク (1件)

  • 事後的にわかる研究動機――『植民地朝鮮の宗教と学知――帝国日本の眼差しの構築』を書いて | 青弓社

    川瀬貴也 「どうしてそれを研究しているのですか?」「なぜそのテーマを選んだのですか?」 この質問がいちばん苦手だった。しかし、人文系の研究をしていると、必ずこのような質問に遭うことがある。「面白そうだったから」というのは大前提なので、この質問はそういうことを聞いているのではなく、はたまた「誰もやっていないから(チャンスだと思った)」という功名心をぎらぎらさせた回答も期待していない(誰も手を付けていない、というのも大きなモティベーションの一つではあるが、「資料が少なすぎる」とか「あまり面白くない」からいままで誰も手を付けていなかっただけという危険性もあるので要注意)。 教員となったいまは、聞かれるよりも聞く側になってこの問いを学生にしているが、この質問は実は、その研究をせざるをえない、その人の「実存的」なあり方を聞いている場合が多い。だから、この質問に簡単に答えることができないのはある意

    t-kawase
    t-kawase 2015/08/28
    今日、卒業生(現在別の大学の院に進学)が遊びに来て「色んな人からなんでその研究やってるの、って質問を受けるんですよね」というので、昔書いたこのエッセイを渡しました。