世界最大のインターネット交流サイト「フェースブック(FB)」が、出遅れていた日本でも急拡大の兆しをみせている。チュニジアやエジプトの政権崩壊にも大きな役割を果たし、その速さと広がりの威力を見せつけたFBは世界で6億人近くが利用する巨大情報インフラ。実名登録が原則という“しばり”が、新たな優良販促ツールとしての強みを発揮。これを活用する企業も増えている。 [表でチェック] 主要サイトの国別アクセス数ランキング エジプトのムバラク政権崩壊の過程では、当局がインターネットを監視していたにもかかわらず、FBによるデモ参加の呼びかけが当局の予想をはるかに上回る速度で国民の間に広がり、FBの驚異的な情報伝達パワーを世界に示した。 FBは米ハーバード大の学生だったマーク・ザッカーバーグ氏が2004年に学内の学生向け交流サイトとして開発。その後、他の大学に急速に拡大し、06年には一般公開され爆発的に