ローマの有名レストランで日本人のカップルがランチに法外な値段を請求されたことが地元で報じられ、イタリアの観光相が謝罪するなどした騒動。被害者は、茨城県つくば市内でプロパンガス会社を経営する山田康行さん(35)のカップルだった。観光相は改めて無料でイタリアに招待する考えを打ち出しているが、山田さんは「必要ありません。イタリアの税金を使うことになるのでむしろ困ります」と話している。 山田さんは、6月にレストラン「パセット」を訪れた。ガイドブックをみて店に着くと、ガラガラだったという。「不審に思ったが、ウエーターに声をかけられて入った」。食材やメニューを見せられたが、イタリア語が分からないので「お任せ」のようになったらしい。 「何も言わなかった自分も不注意だった」。ワイン、前菜が出され、スパゲティにロブスターがのって出てきたのには驚いた。レシートを見せられ、695ユーロ(9万5714円)と大