緊急事態宣言から約10日。感染拡大防止のための自粛・休業要請が出ている中で、政府からの十分な補償は、行き届いていません。今回は、政治学者の中野晃一さんをゲストにお迎えし、新型コロナウイルス対策に関する緊急対談を行いました。 ※対談の様子はYouTubeでご覧いただけます。 コロナの問題で、何が浮き彫りになったのか?中野:このコロナの問題で浮き彫りになったのは「なんのために税金を払っているのか?」「政府とは何のためにあるのか?」だと思います。自粛しろ、外出するなと言われても、明日の生活のためには外に出て働かざるをえない人もたくさんいます。けれど、「外出するな」と言っておきながら補償はしない。安倍政権の、無責任さや優先順位のずれといった体質が、より一層先鋭化された形で、生死にかかわる形で出てきてしまっています。 福山:この問題は、政府の判断が少し遅れるだけで命に関わります。今もPCR検査を受け