これまでは、開発するソフトウェアの難易度と技術者のスキルレベルのミスマッチが発生すると開発が遅れたり技術的負債が残ったりしていくことを書いてきました。 実際の開発では、技術者のスキルレベルを直接測定する方法の決定版というものはありません。でも、きちんとした開発組織では、マネージャは技術者のレベルを把握していたりします。 なぜ、そうなるかというと、開発するソフトウェアの難易度を理解しているマネージャの場合には、技術者に開発業務を割り当てて開発してもらい、その進捗や成果物を自分の経験に照らし合わせて、技術者のスキルレベルを評価するからです。そして、どのような技術領域が不足しているか、そのためにどのような教育をしなければならないかも考えることになります。 これは実は非常に当たり前のことなのです。新人であれば、まずはその新人にとって妥当だろうと思われる開発業務を与えて、その成果次第でより難易度の高