第4回 「プレゼンテーションをデザインする」 (取材・文=戸田 覚 写真=宮田 昌彦) 世界的に有名なインダストリアルデザイナーの川崎和男氏は、斬新な手法でプレゼンテーションに取り組んできた先駆け的な存在だ。その経歴をすべて書いていくと、それだけでページが埋まってしまうので、興味をお持ちの方はWebで検索していただきたい。お会いするのは初めてだが、その生き方を含め、筆者は、ずいぶん前から尊敬していた方である。そんな川崎氏に“華麗なるプレゼン”の極意を聞いた。 コンピュータを使ったプレゼンを日本で最も早くから手がけていたのが川崎氏だ。 「プレゼンでコンピュータに一番最初に飛びついたのが僕だと思います。マッキントッシュを最初に認めたのも僕だと思うし。その後、プレゼンに使えるアプリケーションとしては、アイディアプロセッサーを経て白黒のパワーポイントが登場して来ます。もちろん、主なプレゼン