【ソウル時事】韓国で映画や音楽を中心に「復古」ブームが起きている。1980年代の女子高生の日常を描いた映画「サニー」が大ヒット。「7080(チルコンパルコン)」と呼ばれる70〜80年代のフォークソングの人気も爆発している。専門家は「目まぐるしく移り変わる流行に疲れた中年が当時に回帰しており、若者も新鮮さを感じている」と分析する。 「サニー」は40代の主婦が、余命2カ月の女子高時代の親友に頼まれ、昔の不良グループ「サニー」のメンバーを捜すという友情物語。大半を占める女子高時代のシーンでは、列車旅行やライバルグループとのけんかなど80年代の若者の日常がコミカルに描かれている。 これまでに730万人以上の観客を動員。主人公と同年代の女性のほか、その子供世代の10〜20代の絶大な支持を得た。 音楽界では、「セシボン」ブームだ。セシボンは70年代に全盛を誇ったソウルの音楽喫茶。ここで活動してい