三菱自動車工業が軽自動車の燃費のデータに不正に手を加えていた問題で、会社側は18日の記者会見で、三菱自動車の管理職が燃費の試験を委託していた子会社の担当者に対し、試験で出たデータのうち、都合のよい数値だけを選んで国に申請するよう不正を指示していたことを明らかにしました。 この中で性能実験部の管理職が、3年前の平成25年に燃費の試験を委託していた子会社の担当者から、タイで行った走行試験で目標の燃費を達成できなかったと報告を受けた際、試験で得たデータのうち、都合のよい数値だけを選んで国に申請するよう不正を指示したことを明らかにしました。 この管理職は不適切だという認識がありながら、再試験の時間がないことから、不正を指示したとしています。これに対し、子会社の担当者は「燃費向上を必ず達成すべき目標と感じていた。制約があるなかで試験日程が組めなかった」などと話しているということです。 一方で、三菱自
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