「死霊をお送りいたします」という恐怖メール 昨年からの社会の変化で文字によるコミュニケーションをする機会が増えている。仕事における文字コミュニケーションでは、家族や友人とのあいだであれば許されていた誤字、脱字といった間違いが許されないことがある。働く僕らは、仕事上での文字コミュニケーションの間違いとどう付き合っていけばいいのだろうか。考えてみた。 今年の夏に、コンサル会社の若手営業マンから僕に届いたメールが次のような言葉で締められていた。 「本日中に死霊をお送りいたします」 なんということだろう。令和は、営業をやんわり断るだけで死霊を送られる世知辛い時代らしい。どのような死霊が送られてくるのかわくわくしていたが、残念ながら、平凡な会社案内と心を揺さぶらない提案が送られてきただけであった。現在にいたるまで訂正や謝罪はない。 「貴社の力になれます」と言っている相手に対して、死霊という不吉ワード