ドニー・イェンが三國志の関羽を演じた映画『KAN-WOO/関羽 三国志英傑伝』。監督は『インファナル・アフェア』のアラン・マックとフェリックス・チョン。 題名通り関羽がこの映画の主人公で、中でも曹操の捕虜となった後、劉備の元へと戻る「過五関、斬六将」のエピソードが舞台になっている。ドニー・イェンは小柄な人なので、大柄だと語られる関羽のイメージとは違うことに最初は少し違和感あったんだけど、その辺りを些細に感じてしまうほどの見事な剣術アクションを魅せてくれる。 ドニー・イェンには棒状の武器がよく似合う。青竜刀を振り回す関羽を見ていると、『ワンチャイ天地大乱』や『英雄 HERO』を思い出しますね。お約束のように狭い場所での戦いもあるし。 目を引いたのは曹操役のチアン・ウェンの演技。冷血な性格で悪役として描かれる事の多い曹操だけど、まあこの作品でも情に欠けている様子がぎっしり描かれているわけだけど