米IDCは米国時間1月25日,携帯電話の世界市場に関する調査結果を発表した。それによると,2006年第4四半期における出荷台数は2億9490万台で,前年同期から19.7%増加した。2006年通期の合計出荷台数は10億1900万台と前年から22.5%増加。いずれも過去最高を記録した。 新興市場(アジア太平洋地域,中欧/東欧,中東,アフリカ,中南米)への出荷台数が引き続き好調で,成熟市場(日本,北米,西欧など)への出荷台数を上回った。 IDCリサーチ・アナリストのRamon Llamas氏は,「今後もこの傾向は強まるだろう。電話回線が普及していない新興市場では,地上通信回線より携帯電話ネットワークを設置するほうが手軽で安上がりだ。また,携帯電話が必需品であり,あるいはステータス・シンボルとして認識されつつあることが好調を支えている」と説明する。 2006年通期のメーカー別出荷台数をみると,フィ
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