Armから機械学習向けプロセッサの提供が開始された。このプロセッサの登場が意味するところは? なぜ、Armが機械学習向けプロセッサなのか、筆者が解き明かす。 連載目次 前回の「第213回 Intel元社長が仕掛けるARMコアのサーバ向けプロセッサの成否」に続いて、Armネタになってしまった。ここで賢明な読者はお気付きかもしれない。筆者はこの間まで「ARM」と全て大文字でつづってきたのに、今回から「Arm」と書いている。 うかつにも、筆者も指摘を受けるまで気付かなかったのだか、公式のプレスリリースを見る限り、2017年11月30日から12月8日の間に何らかの変更があり、リリース上で社名を「Arm」とつづるようになったようだ(公式サイト上のロゴは、「arm」と全て小文字だ)。 特に大文字、小文字の使い分けについてのプレスリリースというものは見当たらなかった。ただ観察するに、今回取り上げる「Ar