詐欺的なICOが横行しており、なんのプロダクトもださずお金だけ集めている、といった批判が世間に認識されてきました。これに対して「ICOから消費者を保護せよ。厳しく規制せよ」という論調が生まれています。 「消費者保護か、イノベーションの保護か?」という間で着地点を探っているように思えますが、このアジェンダ自体が間違っていないでしょうか? ICOにおいては消費者は善良で保護すべきものという考えは改めるべきです。本当に規制すべきは、節操のない消費者のほうで、まずそれらの市場アクセスを限定すべきと思います。 つまり悪質なICO からどう消費者を守るかというアジェンダが間違いで、むしろ節操のない消費者(投資家)からどうICOとイノベーションを守るかが 本当の論点だ ということを本稿ではお話します。 投資家はそもそもプロダクトの有無など気にしていません。技術などどうでもよく、プロダクトも実際にできるか