ドラッガーが言うところのコラボレーションは、彼がかねてから唱える 「自らの強みに焦点を合わせ、強みでないことは他社にまかせる」という言葉に集約されます インターネットが社会に及ぼす影響は競争のスピードを加速させ、インフラを整えるための時間を満足に与えてくれません。 こうなると資源投入は、ますます自らの強みを磨ききる以外に手がなくなってきます 大切なことは「これだけは誰にも負けない」を持っていることで、それさえあればそれを時代に合わせるために必要とする他の要素は、パソコンのモジュールのように最も強いパートナーとコラボレーションすべきと言うのです。 「自らがすべてを持つことは、強みに集中すべき資源を弱みにもつぎ込むことだ」という考えは、一頃加速したアウトソーシングでもありました。しかしコラボレーションという考えは、これと少し意味が違うように思えるのです。 アウトソーシングは先に紹介した本にも書