世界初、水を吸い上げる「合成樹木」 2008年9月16日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim ハイドロゲルから水が蒸発する様子 Image: Courtesy of Tobias Wheeler 「合成樹木」の一部。ハイドロゲルに刻まれた微細な流路は樹木の維管束系を模したもの Image: Courtesy of Tobias Wheeler 世界初の「合成樹木」が作られた。本物の樹木が水を吸い上げる巧みなプロセスを、手のひらサイズで再現したものだ。 「蒸散」として知られるこの作用では、生物がエネルギーを発揮する必要はないとされる。定説では、樹木の葉の表面で水分が蒸発すると水圧が下がり、その結果、地中の水が木の中に引き上げられると考えられている。ろうそくの芯が油を吸い上げるのも同様の原理だ。 コーネル大学の研究チームは今回、ハイドロゲルと