最近、街なかで外国人観光客を目にする機会が急激に増えていると実感している人も多いのではないだろうか。 2002~2003年当時、日本を訪れる外国人旅行者数は年間約500万人程度。海外旅行に行く日本人は約1500万人以上と約3倍の差があった。そこで、当時の小泉首相が“観光立国”を唱え、外国人観光客を2010年までに1000万人に増やすと目標を表明。日本政府観光局(JNTO)が中心となって行っている「VISIT JAPANキャンペーン」の成果などもあり、2006年は約733万人、2007年は約834万人と伸びている。 そんななか、外国人旅行者を対象とした国内ツアー「インバウンドツアー」に力を入れる旅行会社が増えてきた。(インバウンドとは「外から中に入り込んでいくこと」で、旅行業界では「日本を訪れる外国人旅行者」という意味で使われている)。 インバウンドツアーは、旅行会社が交通機関やホテル、観光