不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 変化する動きそのものを重視するか、固定化されたモノそのものを重視するか。 ここ最近のエントリー、 「自分探し」より大事なのは「もう一人の自分」をみつけること意味を超えたところにある何か不確実な世界の変化を受け入れる敏感さ庭と日本人/上田篤 で書いてきた日本古来のモノの見方には、そのことが大きく関わっていると思います。 「意味を超えたところにある何か」で引用した養老孟司さんの言葉にあるように「生き物は二度と同じ状態にあることはなく、反対に表現は決して変化しない」のであって、このいずれ-同じ状態にあることなく変化し続ける生物・自然か、人間によってコントロール可能な形に固定化された人工物か-に価値をおくか=畏れるかは、人びとの思想を形づくるうえで重要な岐路となりえます。 その岐路