中国の四川省で12日午後、マグニチュード(M)7.8の大地震が発生した。「死者1万人超」「学校校舎の倒壊で生徒900人生き埋め」などと報道されている。 テレビで見る限りでは、石・煉瓦・コンクリートブロックなどを積み上げた、耐震性の弱い組積造(そせきぞう)の建物が多かったことが、被害を大きくした原因であるようだ。 地震国・日本で生活する者としては、他国の地震であっても人ごととは思えないのだが、特に心が痛むのは校舎で生き埋めになった生徒たちである。 四川省で倒壊した学校が組積造だったとすれば、石・煉瓦・コンクリートブロックなどの重量物があっという間に崩れてくるわけだから、生徒たちは逃げる暇もなく、生き埋めになったに違いない。 学校が鉄筋コンクリート造だったとしても、柱が細くて鉄筋数も少ないように見えるので、やはり大地震にはもろく、生徒たちには逃げる暇がなかっただろう。 日本人は、小さ