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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (5)

  • 第2回 あの「エルフ語」はなぜ、どのようにつくられたのか

    信州大学人文学部の伊藤盡教授(英米言語文化)は、広義には「英語の先生」で、英語史、中世英語、北欧語文献学などを専門にしている。もっと詳しく書くと、『指輪物語』のエルフ語の研究者(あるいは、映画『ロード・オブ・ザ・リング』のエルフ語の吹き替え監修者)で、市民向けに「エルフ語講座」を開いてくれたり、「エッダ」として伝えられる北欧神話、バイキングの活動を含む北欧の人々の伝承が今に伝わる「サガ」、北欧の古い文字であるルーン文字で書かれた石碑などにとても詳しい不思議な広がりを持った研究をしている先生だ。 前回、伊藤さんが、幼い頃から「ここではないどこか」に惹かれ、その場所がなぜか北欧であるとまだ幼い頃に直観した話を聞いた。また、意味が分からないただ呪文のような言葉の連なりに惹かれるものがあり、言語と神話をまるまる創造したJ・R・R・トールキンの研究へと進んだ。その言語は「エルフ語」として知られ、神話

    第2回 あの「エルフ語」はなぜ、どのようにつくられたのか
  • クジラの口の中に入ってしまったら人間はどうなる?

    米国ケープコッド沖の海域でエサをべるザトウクジラ。「バブルネットフィーディング」と呼ばれる方法で、数頭のクジラが細かな泡を吹き出して、魚の群れを囲い込む「網」を作る。混乱した魚が水面に上がってきたところを、待ち構えていた別のクジラたちがひと飲みにする。(Photograph by Brian Skerry, Nat Geo Image Collection) 6月11日、米マサチューセッツ州東端のケープコッド沖でロブスターを捕っていたダイバーがザトウクジラに「のみ込まれ」、奇跡的に生還したと大々的に報道された。マイケル・パッカード氏は、強く押された感じがして「次の瞬間には真っ暗闇の中にいた」と、地元紙ケープコッド・タイムズに語っている。クジラの口の中でもがいていると、30秒ほどでクジラは水面に上がり、パッカード氏を吐き出したという。 ザトウクジラの口は3メートルにも達するため、人間くらい

    クジラの口の中に入ってしまったら人間はどうなる?
  • 宣教師を殺害したインド孤立部族、侵入者拒む歴史 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    インド領アンダマン諸島の北センチネル島に住むセンチネル族は、外からの接触に激しく抵抗している。この写真は1974年にナショナル ジオグラフィックの遠征隊によって撮影されたもの。(PHOTOGRAPH BY RAGHUBIR SINGH, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 11月中旬、インド領の孤島で米国人宣教師が殺害された。この事件は、外界と接触せず暮らす孤立部族の権利について、新たな緊急の問題を提起している。 米国ワシントン州在住のジョン・アレン・チャウ氏は「冒険家」を自称する26歳の青年で、孤島の未接触部族をキリスト教に改宗させるために北センチネル島に侵入した。 北センチネル島は、周囲をサンゴ礁に囲まれた面積70平方キロほどの島。インドの南東、ベンガル湾に連なるアンダマン・ニコバル諸島の1つで、インド領である。ここには地球上で最も孤立していると言っていい狩猟採集民が暮

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  • 約400歳のサメが見つかる、脊椎動物で最も長寿

    別の調査のため、タグ(標識)を打たれてからリリースされたニシオンデンザメ(Somniosus microcephalus)。グリーンランドのウマナック・フィヨルドで撮影。(photograph by Julius Nielsen) 北大西洋に生息する大型のサメ、ニシオンデンザメが400年近く生きることがわかり、デンマーク、コペンハーゲン大学の博士研究員であるユリウス・ニールセン氏らが科学誌「サイエンス」に発表した。 ニシオンデンザメ(Somniosus microcephalus)は体長5~6メートルにも成長する一方で、1年に成長するのは約1センチと遅い。そのため長寿であると推測されていたが、軟骨しかもたないサメには石灰化する骨などの組織がないため、従来の方法では簡単に分析できず、その年齢や寿命は謎に包まれていた。(参考記事:「【動画】超貴重!巨大深海ザメの撮影に成功」) 今回、ニールセン

    約400歳のサメが見つかる、脊椎動物で最も長寿
  • 世界の老樹、圧倒的な存在感

    地球上には3兆を超す数の樹木がありながら、彼らの物語を私たちはほとんど知らない。もちろん、全ての木は重要な役割を果たしている。空気を浄化し、鳥や動物にすみかを提供し、子どもたち(と、子どもの心を持つ人たち)に木登りの方法を教えてきた。だが、中にはそうした営みを他の仲間よりもずっと長く続けてきた木々がある。例えば、アロエディコトマの樹齢は長いもので300年に達する。オークは千年、そしてイガゴヨウマツ、イチイは数千年も生き続ける。 「金色の林」を意味するゲスリ・アイルの植物園には、樹齢を重ねた印象的な標木のコレクションがある。だが、何もの幹を持つベイスギの大木ほど壮麗なものはない。1863年に植えられたとされている。(Photograph by Beth Moon)

    世界の老樹、圧倒的な存在感
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