0歳のうちからたくさん話しかけていると、言葉の発達や情緒の安定に良いとは聞きますが、まだおしゃべりもできない赤ちゃんに対して何を話せばいいのかわからないという親も多いですよね。そこで、0歳児とのコミュニケーション術を福島学院大学福祉心理学科講師の横畑泰希先生に教えてもらいました。 赤ちゃんは日常的なやり取りの中で言葉を習得していく そもそも、まだ会話のキャッチボールができない0歳児に対して話しかけることって本当に必要なんでしょうか? 「パパやママが赤ちゃんに話しかけるというのは、とても大事なことですよ。人間の赤ちゃんというのは、基本的に“人と関わる力”を持って生まれてきます。 泣いたり、笑ったり、人の顔をじっと見つめたり、そういう行動の全ては、赤ちゃんが人に向かって発しているサイン、つまり言葉と同じものなんです。大声で泣くことによって親を呼んだり、顔を見て笑うことで自分の気持ちを表現してい