来日したフィリピンのドゥテルテ大統領は25日、都内のホテルで開かれた日本のフィリピン人コミュニティーとの懇談に出席し、約1200人を前に講演した。 フィリピンのメディアによると、大統領は強硬な麻薬犯罪対策への批判を続ける米国などを念頭に、「お前はばかだ。今分かったのか」などと再び暴言を吐いた。 一方、日本に対しては「わが国に最大の支援を実施してくれた」と謝意を表明。日本は居心地が良いとも語り、親日家ぶりをアピールした。 ホテル前には、大統領を一目見ようと日本在住のフィリピン人ら100人以上が詰め掛けた。大統領は午後6時すぎ、白いシャツに黒いズボン姿で到着。いったん建物内に消えたが、直後に再び姿を見せると、人々に向かって歩きだした。報道陣や警備の警官に囲まれながら近づく大統領に、群衆から悲鳴や「ドゥテルテ」コールが起きた。 間近で見た人によれば、大統領は笑顔で手を振ったり、握手に応じ