1940年長野県生まれ。東京大学文学部、北海道大学法学部卒業。 83年、衆議院議員初当選。93年6月、新党さきがけ結成、代表代行。 細川政権発足時、首相特別補佐。第一次橋本内閣、経済企画庁長官。 現在、福山大学客員教授、「民権塾」塾長。 田中秀征 政権ウォッチ かつて首相特別補佐として細川政権を支えた田中秀征が、期待と不安に溢れた現政権の動向を鋭く斬り込む週刊コラム。刻一刻と動く政局をウォッチしていく。 バックナンバー一覧 菅直人首相は12月6日、臨時国会の閉幕を受けて記者会見を行った。 その会談内容は、「政権維持の方策」が基調になっていた。国民向けと言うより、永田町、他党向けの記者会見の印象が強かった。 菅首相が常に念頭に置かなければならないのは、政局が混迷を深めているのも、国会が不毛な成果に終わるのも、すべて首相自身の責任に帰するということ。鳩山由紀夫前首相や、小沢一郎氏に一義的な責任