産業技術総合研究所(産総研)は2007年3月8日,複数の仮想化ソフトを実行できる,新しい種類のKNOPPIX「VMKNOPPIX」を公開した(写真1)。従来は,Xenなどを収録したKNOPPIXをXenoppixと称していたが,Xen以外に多数の仮想化ソフトを収録したためVMKNOPPIXと改称したもの。 VMKNOPPIXの特徴は,現時点で使用可能なさまざまな仮想化ソフトを組み込んだこと。組み込んだものは次の通り。 (1)ホストOSを必要とせず,ハイパーバイザを用いることで仮想化を実現する「Xen 3.0.4」,(2)同じくハイパーバイザを用いたLinuxカーネル組み込みの「KVM(Kernel-based Virtual Machine)」,(3)ホストOSを必要とするオープンソースの仮想化ソフト「VirtualBox」,(4)同様にホストOSを必要とするオープンソースの仮想化ソフト「