ネットワークプログラミングを習得する場合、基本的にはTCP/IPを身につけておけばよいだろう。ただし、TCP/IP以外の通信方法として少なくともUDP/IPだけは覚えておきたい。今回は、TCP/IPと並んでもうひとつの代表的な通信プロトコルであるUDP/IPについて説明する。 UDP/IP インターネットで通信に用いられるプロトコルの多くはTCP/IPをベースにしている。しかし、重要ないくつかのプロトコルは要求される機能の必要上からTCP/IPではなくUDP/IPを使うものがある。代表的なところではDNSやDHCPがそうだ。これらサービスを使うには、JavaからもUDP/IPでプログラミングを実施し、通信をおこなう必要がある。 TCP/IPは、通信において再送制御や順序制御が実施され、通信の信頼性が高いという特徴がある。通信は基本的に1対1で、複数の相手と通信する場合はそれぞれにコネクショ