押井守と鈴木敏夫の対談を聞いている。聞いているうちにあまり考えがまとまらなくなった。スカイクロラが描く閉塞的な世界はほんとうにリアルな話で、アニメ業界ですらもう人材がいなくなっていて一定以上のクオリティーの作品はできないだろう、と。映画自体も、制作体制というリアルも実に希望のない話だね。 鈴木敏夫のジブリ汗まみれ - TOKYO FM 80.0 - 鈴木敏夫 しかし、この閉塞感こそが私たちの未来なのかもしれない。 この数百年は世界が一気に縮んだ。言葉を換えればひとりひとりがアクセスできる範囲は、空間としても時間としても爆発的に拡大した。誰でもその気になれば地球上のどこへでもいける。そこら辺の図書館にいけば、過去から未来にわたって人類の叡智を好きなだけ味わうことができる。ネットはすべての時間と空間をこのディスプレイと私の間という点に縮約させた。 過去においてもっとも大切であったのは、時間と空
![スカイクロラ :押井守の描く恋愛 - HPO機密日誌](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5ea2159ddc715ee38b3c5996563edb2474880a21/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.tfm.co.jp%2Fcms%2Fmedia%2F35%2FOSHII..jpg)