いまから40年前---1968年10月15日刊の右掲書(変形A4)を誠文堂新光社から刊行しました。同社発行の『ブレーン』誌に連載したもののまとめです。きのう、お約束したジャック・ティンカー&パートナーズ社を取材したリポートも、同書に収録されています。それで、ひっぱりだして再読してみたのですが、「まあ、ええこと、言うとる」とおもったので、ジャック・ティンカー&社の前に、この本の前書きを2回にわたって引用します。チョッピリ辛くて、ちょっぴり古めかしくて、まったく定着しなかった---と、あらためて判定をくだしました。ま、我慢してお読みください。40年前の米国が発した警鐘がきこえてきます。「黒船、来る」の叫びのつもりだったかもしれません。 <序に代えて> 広告の思想 ---プラトンからキェルケゴールまで--- 1966年の11月。私は、この年2度日のニューヨーク訪問をしました。この年2度目---と