共働きで子育てをしていて一番困るのは、子どもが病気になった時だ。熱が出れば保育園には連れて行けない。両親のどちらかが看病できればいいが、双方に外せない仕事が入っていることもある。近くに祖父母が住んでいれば応援を頼めるかもしれない。しかし、実家が遠かったり、祖父母自身も仕事で忙しければ頼みにくい。 そんな時にありがたいのが「病児保育」だ。保育園の代わりに病気の子どもを預かってもらえる。今回は、病児保育を手がけるNPO・フローレンスの活動を紹介する。 1カ月7000円ほどで、いざという時に頼れる フローレンスの病児保育の仕組みはこうだ。前日に申し込むと、翌日の朝8時以降に「こどもレスキュー隊員(以下レスキュー隊員)」と呼ばれる保育スタッフが自宅に来て、17時半(最長20時)まで保育してくれる。レスキュー隊員は子育ての経験や看護師・保育士などの資格を持つ。保育園で子どもが熱を出した時に迎えに行く
