_ 貴族の視点と平民の視点 ジゼルを見てきた。思いっきり不愉快な物語に、とびきりにすてきな振り付けの舞踏。 おつむの軽さが体の軽さと等しいふわふわしたジゼルをユカリーシャ(とマニアの人たちは呼ぶらしい)が演じていて、見事なものだった。 見慣れたからか、それとも振り付けや音楽が良いからか、白鳥の湖に続いて、白いバレエの部分でも退屈せずに惹きこまれた。 アダンの曲も単体で聴く気にはなれそうもない、バレエのためのバレエ音楽だが、起伏が激しく狩の唄が気持ちよく、演奏も良かったように思う(管の響きが、五反田のくぐもった音響に逆に心地よかったり)。 ジゼルとアルブレヒト(急の代役のデュッセルドルフの人)は最初はなんか息があってないように感じたけど、2幕ではすばらしかった(と思う。ちゃんと判断できるほど、まだバレエの技巧とか見方とか知らないし)。 それにしても、無闇と疲れそうな忙しいバレエだな。 にして