体全体が緑色をしている「緑藻」と呼ばれるグループに属している。海底を這う根っこのような『匍匐茎(ほふくけい)』部分と茎や葉っぱを思わせる『葉状部(ようじょうぶ)』部分で構成されており、後者の形がどことなく針葉樹である「イチイ」に似ている事が学名(と和名)の由来になっている。 精子と卵子がギシギシアンアンするお馴染みの有性生殖の他、体の一部がちぎれて新しい個体が出来る無性生殖で増える事が可能。後者では増えた個体は元の親と同じ遺伝子を持つクローンとなっているが、基本的には有性生殖が主流で、無性生殖は波にさらわれたりなどの事故でそうなる事が多いようだ。主に沖縄以南やカリブ海といった熱帯・亜熱帯地方に多く生息し、寒い場所は苦手。また、海藻と言う事で水深20mより下の場所では光合成が出来ずに枯れてしまうようだ。