2011年04月06日 小記事:イモリの細胞に住む藻類 様々な生物はお互いの生命活動によって、他の種と助け合うという共生関係にある。ある種のイモリ(Ambystoma maculatum)と藻類(Oophila amblystomatis)の共生関係は100年以上前から知られていた。イモリは藻類の体表へと卵を産み、藻類はその卵を包むように存在する。そして藻類に包まれていないイモリの胚は育ちが悪く、イモリの胚を持たない藻類も健康に育つことができないことが分かっている。 そしてこの度アメリカとカナダの共同研究チームが、この藻類はイモリの胚を包むだけでなく、胚の中に入って生きていることを発見した。これまでこの藻類の持つ蛍光性の強い葉緑素のため、従来の顕微鏡で観察することは難しかった。しかし、最新の蛍光顕微鏡を使うことによって、今回の発見に繋がった。 同時に彼らはこの藻類のRNAをイモリの胚内で発