ブックマーク / closetothewall.hatenablog.com (4)

  • 初の短篇集とか創元日本SF叢書とか、最近読んでた日本SF - Close To The Wall

    大森望編『ベストSF2020』 宮内悠介『超動く家にて』 宮内悠介『カブールの園』 円城塔『シャッフル航法』 柴田勝家『アメリカン・ブッダ』 柞刈湯葉『人間たちの話』 宮澤伊織『裏世界ピクニック5』 宮澤伊織『裏世界ピクニック6』 藤井太洋『公正的戦闘規範』 高島雄哉『ランドスケープと夏の定理』 門田充宏『記憶翻訳者 いつか光になる』 門田充宏『記憶翻訳者 みなもとに還る』 松崎有里『イヴの末裔たちの明日』 久永実木彦『七十四秒の旋律と孤独』 石黒達昌『冬至草』 最近読んでた日SF。溜めてたなかでも最近の作家多め。創元日SF叢書はある程度フォローしておこうと思って読んだので、ここでデビューした作家の一作目はひとまず全部読んだかな。この記事を上げてすぐ新しいのが出るけれども。創元SF短編賞受賞作は年刊傑作選に載るのでそれを手始めに単行を読んでいると、ハヤカワからデビューした作家は全然読

    初の短篇集とか創元日本SF叢書とか、最近読んでた日本SF - Close To The Wall
    t_f_m
    t_f_m 2021/08/04
  • 天体による永遠――『放課後のプレアデス』について - Close To The Wall

    Febri Vol.29 出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2015/06/17メディア: 雑誌この商品を含むブログ (2件) を見る『放課後のプレアデス』が最終回を迎えた。日常のほんの小さな一歩と、無限遠の壮大な宇宙スケールという両端をガールミーツボーイのドラマにつなげて、繊細で緻密な作りにおいて描き出した傑作だ。星空への夢、ロマンを根底に据えて、中学生の子供達の足踏みしがちな不安感と、それでも前に進みたいという心情にフォーカスしつつ、魔法使いが空はもとより太陽系、宇宙までを飛び回る自由闊達な爽快感、国立天文台等専門家の監修をもとにした宇宙の背景、そして作品をとりまく世界はポジティブで優しく、力強い。そうそう見ることはできないだろう、素晴らしいジュヴナイルサイエンスファンタジーだ。SF設定を利用はしても縛られない自由さで用いているのも良い。 簡単な紹介は先々月書いているので、そちらを参

    天体による永遠――『放課後のプレアデス』について - Close To The Wall
    t_f_m
    t_f_m 2015/07/16
    名文章 / "絶望を希望に反転する挑戦こそがすばるの物語" / コメント欄に菅先生のコメントまで!
  • 最近読んだSF - Close To The Wall

    ここ四五年、単発的に読む以外に全然SFを読んでいなかったので、積んでるSFが増えすぎた。先月フリマの作業が終了してから、延々SFを読んでいたので、まとめて軽く感想を書く。 カレル・チャペック「ロボット(R・U・R)」 ロボット (岩波文庫) 作者: カレル・チャペック,Karel Capek,千野栄一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/03/14メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 131回この商品を含むブログ (68件) を見る東欧文学の特集なんてやっておきながらこれを読んでいなかったという。ロボットものの偉大な原型みたいなものだけれど読んでみるとやはり面白い。ロボットの語源からしてそうなのだけれど、「労働」の問題、単純労働力が人々から仕事を奪うことで対立が先鋭化するというのは今読んでも違和感がない。チャペックは山椒魚戦争のハヤカワ版を手に入れたので近々読みたい。 アイザ

    最近読んだSF - Close To The Wall
    t_f_m
    t_f_m 2011/08/03
  • 最近読んだSFその2 - Close To The Wall

    前回の続き海外編。 アイザック・アシモフ「はだかの太陽」 はだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558) 作者: アイザック・アシモフ,冬川亘出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1984/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (53件) を見る「鋼鉄都市」の続篇なのに品切れでちょいプレミアがついてしまっている長篇。アシモフのロボットもの長篇つったらかなりメジャーかと思ったら、こんな作品でも品切れになってしまうのか。アシモフは品切れも多いからそのうちクラークみたいに新装版とか選集が出る可能性もあるけども。 このシリーズは刑事イライジャ・ベイリとロボット、ダニール・オリヴォー*1のコンビによるSFミステリで、前作ではロボット嫌いのベイリとダニールとの関係の変化が面白かったんだけれど、今作では異なる惑星に住むものたちとの文化的な差異が事件解決の壁となると同時に読

    最近読んだSFその2 - Close To The Wall
    t_f_m
    t_f_m 2011/08/03
  • 1