長年オタクをやっていると、ある種の勘のようなものが身につく。 「このコンテンツに手を出すと時間もお金も溶ける」 ある程度好きなコンテンツが固定化された後、そのような直感が働いたコンテンツからの情報は意識的に遮断されるのが普通だ。 なぜなら、我々は身体も財布も一つしか持っていない。当たり前だ。毎月天井をいくつものゲームで引ける人間がどれだけいると思っている。数多くのコンテンツを追おうとすると、必然的に一つ一つに対する時間、お金のかけ方は薄まっていくのだ。そしてオタク界では深海に鎮座するかのごとくそのコンテンツを知り尽くした人が尊敬される傾向が少なからずある。だからみんな、できるだけ自分の時間とお金の可能な範囲で"好き"を追及している。 しかし、コンテンツ側も容赦はない。 ソシャゲであればガシャ無料キャンペーン、今の時期ならどんなコンテンツでも無料配信。 ハマらせるために手段は選ばない、まさに