ブックマーク / www.tokyo-zoo.net (7)

  • フンボルトペンギンのひなの「卵歯」

    葛西臨海水族園では今、フンボルトペンギンのひながつぎつぎに孵化しています。そこで今回は、孵化にまつわる話をしましょう。 みなさんは「卵歯」(らんし)とは何だかわかりますか? 卵に生えている歯ではありません。鳥類のひなが孵化するとき、中から自分で殻を割るときに使う硬い組織です。 鳥類は空を飛ぶために体を軽くするよう進化しました。軽量化のために歯もありません。もともと飛ぶ鳥だったペンギンたちにも歯はありませんが、卵歯という「歯」が(一時的に)あるのです。 発生学上、来の歯の起源は体表の甲皮とされていますが、卵歯は上嘴(じょうし:上側のくちばし)の表皮の角質層からできていて、起源が異なります。しかし、来の歯のように白色をしているので、卵歯と呼ばれるようになったのかもしれません(英語でも egg tooth「卵歯」です)。 鳥類辞典などを見ると、卵歯は一般に孵化後数日以内に消失する、と書かれて

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    t_f_m 2024/05/31
    2009年1月の記事
  • ニホンリスの死亡について(第1報)

    井の頭自然文化園のリス飼育施設において、ニホンリスの衛生対策のため、2023年12月4日(月)にリスの体表の寄生虫を駆除する薬を滴下し、あわせてケージ内の巣箱等に殺虫剤の散布をおこないました。その後、ニホンリスが複数死亡し、個体数が減少しています。 現在、死亡原因の究明とともに、生存している個体の経過観察に努めています。みなさまにはご心配をおかけし、深くお詫び申し上げます。 1.当該施設について動物園(園)リス繁殖棟A棟(2階建てケージ、各階5室ずつ、計10室) 2.経緯 2023年12月4日(月)、飼育していたニホンリスの衛生対策のため、リス繁殖棟A棟の全頭40頭を捕獲して体表の寄生虫を駆除する薬を滴下しました。また、ケージ内に設置していた巣箱等には殺虫剤の散布等をおこないました。その後40頭をケージに戻しましたが、しばらくして1頭に異状が確認され、その個体は当日中に死亡しました。その

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    t_f_m 2023/12/12
  • フンボルトペンギン(幼鳥)の愛称募集[←終了しました]とパネル展開催

    2012年3月4日(日)に脱出が判明し、みなさんにご心配をおかけしていたフンボルトペンギンの幼鳥(写真)が、5月24日(木)、当園職員により無事保護されました。6月7日(木)からは展示を再開し、みなさんにご覧いただけるようになりました。 捜索期間中は多くの方々から目撃情報をいただき、また、温かく見守っていただいたことを感謝しています。 つきましては、みなさんへの感謝と、幼鳥へ「おかえりなさい」の気持ちを込めて、愛称を募集します。これからも水族園で元気に育ってくれるような愛称をお待ちしています。 ◎募集内容 脱出したフンボルトペンギンの幼鳥 No.337(オス1歳)の愛称1点 ◎応募資格 ご来園いただいた方は、どなたでもご応募できます。ただし、メールや郵送での応募はできません。 ◎応募期間 2012年6月15日(金)~7月1日(日) ※終了 ◎応募方法 館2階ギフトショップ前に応募箱を設置

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    t_f_m 2023/10/30
  • ジャイアントパンダ「シンシン」とその子どもの近況[30]

    ジャイアントパンダ「シンシン」と2021年6月23日に生まれた2頭の子ども「シャオシャオ」と「レイレイ」について、以下のとおりお知らせします。 シンシンの近況 現在もシンシンは非公開の室内と屋外ですごしています。シンシンの健康状態に特に問題はありません。 えさとしてモウソウチク、シノダケ、マダケなどのタケ・ササ類を中心に与えており、副であるパンダ団子、ニンジン、リンゴもよくべています。給餌量は、シンシンの採状況や子どもへの授乳に応じて適宜変更しています。 シャオシャオ、レイレイの近況 2頭とも健康状態は良好です。体重も順調に増えています。 12月10日に170日齢を迎え、身体検査をおこないましたが、激しく動くため体長は測定していません。2頭の動きが活発になってきたため、以降体長測定は実施しません。 成長に伴い、シャオシャオとレイレイの行動にそれぞれ特徴があらわれてきました。シャオシャ

    ジャイアントパンダ「シンシン」とその子どもの近況[30]
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    t_f_m 2021/12/14
    "夜間のようすなどをビデオの録画映像で確認する際や監視カメラの映像で個体を明確に識別するため、シャオシャオの背中に印をつけていますが、母子ともにこの印を気にするようすは見られません"
  • 女王亡き後の群れのゆくえ

    2021年5月下旬、現在展示している群れのハキリアリの女王が死亡しました。昆虫園におけるハキリアリの飼育は20年近く続いていますが、過去飼育していた群れの女王はおおむね5年以内で死亡しています。この群れは2014年に来園したので(お知らせ)、女王は少なくとも6年半以上は生きたことになります。昆虫園としてはもっとも長く生きた女王(※末尾「関連記事」参照)ですが、まだ群れに勢いがあり女王も若かったころを知るものとしては、やはり死亡してしまうのはさびしいものです。 女王がいなくなり、群れもいっしょに消滅してしまったのかというとまったくそんなことはなく、多数の働きアリたちが、現在も展示ケースの中で菌園とともに生き続けています。新たな若い群れもバックヤードで待機していますが、もうしばらくはこの群れの展示を継続していく予定です。 さて、なぜ群れがまだ続いているのかと疑問に感じる方もいるかもしれませんが

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    t_f_m 2021/06/11
  • ハエトリグモの求愛とオスどうしの闘い

    みなさんはハエトリグモを知っていますか? 最近テレビなどで外国の美しい種類が取り上げられたり、書籍が発行されたりして、以前よりも知名度はあがったのではないかと思います。 ハエトリグモは家の中にも生息していることがある、網を張らない徘徊性の小さなクモのなかまです。あちこち歩き回っては小さな昆虫を見つけると飛びかかって捕します。多摩動物公園昆虫生態園のチョウ飼育室では、おもにチャスジハエトリとアダンソンハエトリという2種のハエトリグモが生息しています。

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    t_f_m 2020/10/03
  • オガサワラシジミの生息域外個体群の繁殖途絶について

    環境省および東京都が飼育下繁殖の実施などにより生息域外での増殖に取り組んでいる国内希少野生動植物種オガサワラシジミについて、飼育下のすべての個体が死亡し、繁殖が途絶えましたのでお知らせします。 今回の結果を重く受け止め、今後、専門家を交え、飼育下個体が途絶えた原因を分析し、教訓として絶滅危惧種の保全対策に活かしてまいります。 1.経緯 絶滅危惧種のオガサワラシジミについては、小笠原諸島で分布が記録されていますが、外来種のグリーンアノールの影響等により、1990年代までに父島列島で姿を消し、近年、母島で見られるのみとなったため、関係機関、団体、専門家、地域住民などと、生息域内外での保全対策に取り組んできました。 その一環で多摩動物公園と環境省新宿御苑においてオガサワラシジミの累代飼育にも取り組んできましたが、今春から個体の有精卵率が急激に低下し、繁殖が困難となり、2020年8月25日に飼育し

    オガサワラシジミの生息域外個体群の繁殖途絶について
    t_f_m
    t_f_m 2020/08/30
    ちょっと前に話題になってたやつ、記事になってた
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