2016年2月に設立されたAIベンチャー企業のエルブズが、TIS、大阪大学大学院の石黒浩教授、Gunosy取締役CFOの伊藤光茂氏などから総額8450万円の資金調達を実施したと発表した。これにより資本金は1億円を超えた。出資者には他に、大阪大学ベンチャーキャピタルを無限責任組合員とするOUVC1号投資事業有限責任組合、同特任講師の小川浩平氏も名を連ねている。(丸山隆平、経済ジャーナリスト) エルブズは設立と同時に京都府唯一の村である南山城村と協定を結んだ。“買い物難民”の高齢者から生活上の困りごとやニーズをインタビューし、「御用聞きAI」のアルファ版を開発。高齢者へのインタビューの結果を大阪大学の石黒浩教授のもとに持ち込み、機械学習や自然言語処理などの技術を応用した選択式ユーザーインターフェースを採用、16年11月、ベータ版による実証実験を開始していた。 田中秀樹・エルブズ社長は「過疎地連